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常日頃から、飼い主さんは自分のワンちゃん、ネコちゃんが健康なのか?調子が悪いのか?分からないといけませんね。 そうしないと、毎日獣医さんに通わないといけないし、病気の早期発見など、いざとなった時に病院にいくことも必要です。 
そのためにも動物たちの「健康で正常なサイン」について書いていきます。
皆様のペットたちの健康を守る、参考にしていただければうれしいです
健康チェック  
健康チェックは動物たちが落ち着いているときにやってあげましょう!
興奮しているときは正確な判断ができないときがあります。
また、おかしいと思ったときは早目にかかりつけの獣医さんに相談してみましょう。
早期発見、早期治療がペットたちの命を助けます。
 

ポイント①
【歩行】
スムーズに歩けていますか?
ポイント②
【皮膚】
傷やしこりがなく、寄生虫もいない皮膚かな?
ポイント③
【皮毛】
つやつや、ピカピカのいい皮毛?
ポイント④
正常範囲内の体温、脈拍、呼吸数?
ポイント⑤
【目】
目ヤニが多くなく、澄んだ明るい瞳?
ポイント⑥
【鼻】
鼻水はでていない?
ポイント⑦
【口】
口は臭くない?
ポイント⑧
【耳】
耳はきれいでにおいはない?
ポイント⑨
【歯茎1】
歯茎(はぐき)や舌はきれいなピンク色?
ポイント⑩
【歯茎2】
歯茎(はぐき)を指で押した時に、白くなったところがすぐにピンク色にもどる?
ポイント⑪
【尿】
普通に排尿できて、澄んだ黄色の尿?
ポイント⑫
【便】
便をする時に痛がらないでできる?便は、普通の堅さで茶色?
ポイント⑬
【食欲】
ご飯に興味を持っていて、快適に食べたり飲んだり出来る?
 
健康チェック表

ポイント① スムーズに歩けていますか?
 
歩けないときは ・・・
  脱臼、骨折、椎間板ヘルニア[*1]などが考えられます。
  [*1]椎間板ヘルニア : ダックス・フントやウエルシュ・コーギーなどの 胴長の犬種や、高齢犬は要注意です!
腰をくねくねして歩くときは ・・・
  股間節形成不全[*2]の可能性があります。
  [*2]股間節形成不全 : 大型犬に多いです。遺伝するとも言われていますので、赤ちゃんは産ませないようにしましょう。
びっこを引いたり、けんけんをするとき ・・・
  うちみ、捻挫、膝蓋骨脱臼[*3]などが考えられます。
  [*3]膝蓋骨脱臼(シツガイエツダッキュウ) : ひざのお皿がずれてしまう。小型犬に多いです。
これも遺伝する可能性があります。
ポイント② 皮膚には傷やしこりがなく、寄生虫もいないかな?

動物には多くの毛が生えていますが、毛を掻き分けて隅々まで見てあげましょう。
”サルのノミ取り”の要領で・・・
大きい傷がある場合 ・・・
  すぐに獣医さんに行きましょう。
特に咬み傷の場合は早い目の処置が必要です。
皮膚が腫れていたり、”しこり”がある場合・・・
  すぐに獣医さんに行って検査をしてもらいましょう。
しこりには良性と悪性とがありますが、悪性だった場合に放っておくと、取り返しのつかない事になります。
寄生虫がいた場合 ・・・
  寄生虫を見つけた 場合は、病院ですぐに駆虫してもらいましょう。
特にお散歩に行かれるワンちゃんや、お外に行ってしまう猫ちゃんには
月に1回位の割合での駆虫薬の投与をお勧めします。
   
ポイント③ つやつや、ピカピカのいい皮毛?
この場合も、見た目だけではなく、毛を掻き分けたり、少し引っ張ったりして確認していきましょう。
毛につやがない ・・・
  単純に汚れている場合もありますが、全体的に体調が悪かったり、栄養が行き届いていない 場合にも毛のつやはなくなります。
毛の生え変わる時期でもないのにすごく毛が抜ける ・・・
  毛の生え変わる時期(春と秋)の場合であっても、外側の硬い毛までボソボソと抜けてしまうのは異常です。
禿(はげ)ができてしまっている ・・・
  脱毛部分の大きさをよく観察してください。広がってきていたり、かゆがっている場合は病院へ行きましょう。飼い主さんにもうつってしまうような[*4]皮膚病の場合もありますので、要注意です。
  [*4]動物から人にうつる病気のことを”ズーノーシス”
(”人畜共通感染症””人獣共通感染症””動物由来性感染症”とも)といいます。)
   
   
ポイント④ 正常範囲内の体温、脈拍、呼吸数?

これらの検査は簡単ではありませんが、毎日続けられることでだんだんとわかってこられると思います。下記を参考にやってみてください。(表1)も参考にしてみてください。
体温
  下記の数字は体温計を使わないとわからないですし、体温計を使って体温を測るには技術が必要となってきます。まずは、毎日動物たちを触って、手で感じる体温に変化がないかを確認してください。熱があるときは、動物たちを抱っこしたときにやけに熱く感じるはずです。
脈拍
  脈拍は両方のうち太ももを触って確認します。内股のちょうど真ん中辺り、おなかに近い皮膚の柔らかいところを、気持ちを落ち着けて触ってみてください。
私たちの脈と同じように脈打つ、”脈”が見つかるはずです。両方の脈を触り、左右で違いがない事も確認してください。回数は15秒間で計り、4回繰り返して1分間の数字を出し、下の表にあてはめて判定してください。
呼吸数
  吸って、はいて”を1セットとして測定していきます。
この場合も回数は15秒間で計り、4回繰り返して1分間の数字を出し、下の表に当てはめて判定します。
  <犬と猫におけるバイタルサインの正常範囲>(表1)
 
 
体温
38.3~38.7度
38.0~38.5度
脈分拍
60~180回/分
(大きさにより変化有り)
110~180回/分
呼吸数
10~30回/分
20~30回/分


ポイント⑤ 目ヤニが多くなく、澄んだ明るい瞳?

多少の目ヤニは正常です。私たちもでますよね?
目ヤニが多い! ・・・
  朝、目ヤニで目が開かないくらいついていたり、きれいに拭いてもすぐに目ヤニが出てくる場合は異常です。できるだけ早く病院に行きましょう。
  [目ヤニのとり方について]
  無理にめくったりせず、ぬるま湯で濡らしたタオルでまず、目ヤニをふやかしてからそっと、取ってあげてください。目ヤニを取るときに痛い思いをすると、顔を触らせてくれなくなってしまう場合があります。
眼をまぶしそうにショボショボしている・・・
  目に傷がある可能性があります。この場合もすぐに病院へ! 
特に、シー・ズーなど、眼の出ている犬に起こりやすいです。草むらなどに行くときは、草や障害物で眼を傷つけてしまうことが多いので要注意です!
“たかが目の病気”と思って放っておくと、眼球摘出なんて大変なことになってしまいます!
 
 
ポイント⑥ 鼻水はでていない?
ワンちゃんでも猫ちゃんでも、起きているときの鼻は適度に湿っているのが普通です。ただし、怒られたときや、緊張しているときには無色透明な鼻水は出てきます
色の着いた鼻水が出てきた・・・
  この場合、全体の様子にも変化はあると思いますが、伝染病などが考えられます。できるだけ早く病院に行きましょう。
鼻が乾いている・・・
  起きているときに鼻が乾いている場合は、お熱が出ているかも知れません。さらにぐったりしている場合は早く病院へ連れて行ってあげてください。
ちなみに、寝ているとき鼻は乾いて普通です。
ポイント⑦ 口は臭くない? 

普通、ワンちゃんも猫ちゃんもお口の臭いはそんなにありません。。
口の中が生臭い ・・・
  歯石がたまっている可能性があります。
ひどい場合は、歯茎に影響が出るまでに病院で1度“歯石とり”をしてもらったほうがいいです。ただし、この処置には全身麻酔が必要となりますので、かかりつけの獣医さんとよく相談してからにしましょう。
[歯石予防について]
  歯磨きが一番。ただし、無理は禁物です。
いきなり歯磨きを始めても嫌われるだけです。
動物のペースにあわせてまずは、口の中に指を入れて慣らすことから始めるといいでしょう。
歯を磨くのは動物用の歯ブラシでも、指に巻いたガーゼでも良いです。また、歯垢を除去しやすいフードやおやつ、おもちゃもあります。
ワンちゃん、猫ちゃんの性格に合わせて臨機応変対応してあげてください。
ポイント⑧ 耳はきれいでにおいはない?

健康なお耳には多くの耳垢はなく、皮膚もつやつやしています。
耳垢が多く付いて、赤く腫れている
  外耳炎が考えられます。
とてもかゆいので、耳の中や、耳の後ろをよく掻いたり、首を振ったりします。
外耳炎の原因には細菌・カビ・寄生虫などがありますが、原因によって治療方法が違うので、病院で検査をした後、適切なお薬をもらいましょう。
ポイント⑨ 歯茎(はぐき)や舌はきれいなピンク色?
健康な動物の歯茎(はぐき)や舌の色はきれいなピンク色をしています。
毛の色が黒い固体は歯茎(はぐき)まで黒っぽくなっていることがありますが、 そういった場合は舌の色で判断していきましょう。
歯茎(はぐき)がいつもより白い
  貧血を起こしておるときがあります。
元気がないようなら、すぐに病院へ行きましょう。
歯茎(はぐき)がいつもより黄色い
  内臓の異常が考えられます。
すぐに病院で検査してもらってください。
歯茎(はぐき)が紫色
  体の中に酸素が足りていない、とても危険な状態です。
できるだけ早く、(できれば5分以内に)病院に行ってください。
放っておくと亡くなってしまう可能性が高いです。
チャウチャウという犬種はもとから下の色が紫色です。お間違えのないように・・・。

ポイント⑩ 歯茎(はぐき)を指で押した時に、白くなったところがすぐにピンク色にもどる?

専門用語で毛細血管再充満時間(CRT)といいます。健康な場合は一瞬で色は元に戻ります。
ピンク色に戻るのに2秒以上かかる
  場合によっては、心臓などに何らかの影響が出ている場合があります。
病院での検査をお勧めします。
ポイント⑪ 普通に排尿できて、澄んだ黄色の尿?
 
食べ物や時間帯により多少の変化はあります。臭気、量も観察し、いつもと同じか確認してください。
量は多すぎても少なすぎても異常です。
尿が24時間出ない場合
  緊急事態です。すぐに病院へ行ってください。
おしっこが詰まってしまう病気は、オス猫に多いです。
尿の色が黄色系ではない、または濁っている
  膀胱炎になっている可能性があります。病院で原因を調べ、適切な治療を行いましょう。
膀胱炎は思う以上に完治しにくい病気です。飼い主さんが治ったと思っても、獣医さんの指示通り、きちんとお薬を飲むようにしましょう。
   
ポイント⑫ 便をする時に痛がらないでできる?便は、普通の堅さで茶色?
 
普通、ワンちゃんや猫ちゃんがウンチをするとき、痛がったりしません。
また、”普通の硬さの便”とは、便を持ち上げたときに、アスファルトなどに残るこ とがなく、指で押したときにボロッと崩れてしまわないような硬さの便のことを指します。
匂いや量もいつもと変わりないか、確認してあげてください。
便の色が赤い(または黒い)・・・
  いわゆる”血便”といわれるものです。原因は様々なものが考えられます。
その便を持って、すぐに病院に行きましょう。
便に虫が出てきた!・・・
  虫がいる場合には駆虫薬を飲まなくてはなりません。
しかし、虫の種類には多くのものがあり、それぞれに適した駆虫薬があります。
正しいお薬をもらうためにも、便を持って病院へ行きましょう。
ポイン⑬ ご飯に興味を持っていて、快適に食べたり飲んだり出来る?
時と場合によっては、警戒して食べてくれないワンちゃんや猫ちゃんはいます。
例えば、初めての場所や、病院では緊張と警戒のために食べてくれない子達が多いです。
食欲がない
  体調が悪いときの重要なサインです。他の症状がなくても、早めに病院に行くことをお勧めします。ただ、単純に拗ねていたり、わがままで食事をとらない、ということも多いので、ご注意を・・・
うまく食べれない
  老いてくると仕方のない場合もありますが、急にご飯をあちこちに飛ばしながら食べたり、口からボロボロ落としたりする場合は、口の中の異常が考えられます。        
”食べれない”ということは、命の危機に直結します。
早めに病院で検査をしてもらいましょう。
主に動物病院などで使用される、健康チェックシートです。
ご自宅のワンちゃん、ネコちゃんでも利用できるところは、使ってみてください。
毎日の健康チェックは非常に重要です。